トクホ試験 ( 試験例と価格例 )
トクホとは
トクホ(特定保険用食品)とは、健康増進法に基づく特別用途食品のうち、健康づくりのための食習慣の改善のきっかけとして「○○が気になる方に」等の効果効能を表示することを日本政府から許可された食品のことです。
トクホ以外の食品は、効果効能についてパッケージ等に直接表示することが許可されません。
トクホ認定を受けるメリット
「虫歯の原因になりにくい食品です(キシリトール)」「血圧が高めの方に適する食品です(ラクトトリペプチド)」「体脂肪が体につきにくい食品です(ジアシルグリセロール)」等のような「効果効能」を表示することができます。
同じ特別用途食品でも、栄養機能食品は栄養成分の機能表示が可能であるに留まります。また、消費者庁の審査を受けない「いわゆる健康食品」では、効果や機能の表示を行うことは禁止されています。

トクホ認定を取得するためには
トクホ認定を受けるためには、所管官庁である消費者庁の審査を受けなければなりません。
審査を受ける際には、その食品の効果や安全性を実験によって科学的に確認し、データとして提出する必要があります。さらに、食品のどの成分に効果があるのかを同定し、その作用機序を解明することも求められます。解明した作用機序は、※有審査の雑誌に投稿し、掲載されなければなりません。
※有審査の雑誌
医学や薬学、食品、健康食品に関する学会の機関誌や、特定の科学領域を専門とする出版社が発刊しています。
有審査の雑誌に論文を掲載するためには、その学会に所属する専門家の査読(審査)を受けなければなりません。専門家の多くは大学や企業で研究を生業としており、その分野の最先端に通じたプロフェッショナルです。そうした専門家の審査を受けることで、「論文の質」が保障されるのです。
論文の査読にかかる期間は、投稿する雑誌にもよりますが、短くて3か月、長いと2年ほどです。
トクホ ( 特定保健用食品 ) 申請で必要な試験
動物実験・試験管実験
動物による安全性試験
動物を用い、食品の安全性を確認します。また、人間が安全に摂取できる量を推定します。
価格例:6,900,000円 円
単回投与試験:食品に急性毒性があるかないかを確認します。
90日反復摂取試験:食品に慢性の毒性があるかないかを確認します。
Vitro試験
試験管内での細胞培養を利用して、食品の安全性や効用、作用機序などを検討します。
価格例:4,970,000 円
遺伝毒性試験(復帰変異試験、染色体異常試験、小核試験)
ヒト試験
用量設定試験
食品を人に摂取してもらい、作用していると思われる成分の量によって効果に違いがあるかどうかを確認します。また、この試験を通じて、ヒトが摂取する際の最適な摂取量を求めます。
価格例:10,991,610 円
80症例(1群20名×4群)
有効性評価ヒト試験
食品を人に摂取してもらい、食品が目的とする症状に効果を持つかどうかを検討します。
価格例:26,248,320 円
120症例(1群60名×2群)
過剰摂取安全性試験
実際に食品を用量の3~5倍摂取してもらい、過剰に摂取した際の安全性を確認します。
価格例:5,023,515 円
30症例(1群15名×2群)
長期摂取安全性試験
食品を12週間摂取してもらい、長期間摂取した際の安全性を確認します。
価格例:5,023,515 円
30症例(1群15名×2群)
※ 価格例は一例です。症例数や実施期間によって変動することがありますので予めご了承ください。











