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2026.05.18

第8回 論文関連クイズ!
[CONSORT 2025–解析における欠損データの扱い方]

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ゴールデンウィークも明け、少しずつ日常のペースが戻ってきた頃ではないでしょうか。
これから初夏に向けて気温の変化も大きくなってまいります。体調にはどうぞお気をつけください。

第8回目となる本クイズは、臨床試験報告に関する統合基準であるCONSORT 2010の更新版、CONSORT 2025の解説論文
馬場亜沙美ら. CONSORT 2025 explanation and elaboration: updated guideline for reporting randomised trialsの和訳 (2). New Food Industry, 2025, 67(8): 447-470の、臨床試験報告における透明性を高めるために新規追加された項目「Item 21c」から出題いたします。

【第8回】論文関連クイズ

Question

新規に追加された項目 (Item 21c. How missing data were handled in the analysis) において、解析時に「欠損データ」を扱う際、推奨されない手法はどれですか?

  • A. 単純な代入法 (Simple Imputation)
  • B. 線形混合モデルを用いたモデルベースへのアプローチ
  • C. 多重代入法 (Multiple Imputation)
Answer

【A】

臨床試験のガイドラインであるCONSORT 2025 (Item 21c) において、単純な代入法 (Simple Imputation) が推奨されない主な理由は、統計的な「不確実性」を正しく扱えないことにあります 。

具体的には、

  • ・不確実性を無視してしまうため
  • ・標準誤差が過小評価されるため
  • ・バイアス (偏り) が生じるリスクがあるため

といった理由がございます。

そのため、現在のガイドラインでは、単純な代入法を避け、欠損による不確実性を考慮できる多重代入法 (Multiple Imputation) や、混合モデルなどのモデルベースのアプローチを用いることが推奨されています。

今後もこの【論文関連クイズ】では、弊社執筆論文の要点をクイズ形式でお届けいたします。
次回もぜひお楽しみに!

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弊社ウェビナー「オルトライブ」では、毎回異なるテーマを設け、実務に役立つ情報をお届けしています。
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株式会社オルトメディコ
研究開発部 臨床学術課
臨床検査技師 鯉沼 佳太

〒112-0002
東京都文京区小石川1丁目4番1号
住友不動産後楽園ビル2階
TEL: 03-3818-0610
E-Mail: planning-department@orthomedico.jp

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