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本の紹介

皆様こんにちは。営業部2課の福岡です。
今回も前回に引き続き、印象に残った本をこのブログで
紹介したいと思います。

今回紹介する本は
“よるのばけもの”です。

この小説は、キミスイこと「君の膵臓をたべたい」でデビューを果たし、
今や数々のヒット作を生み出している作者”住野よる(すみのよる)”さん
の作品です。

私は映画”君の膵臓を食べたい”を見ていませんが、
その映画を見た友達の感想や面白いと話題になっていたことから
一度住野さんの本を何かしら読みたいと思い、購入しました。

登場人物を以下に簡単にご紹介致します。

主人公:安達(アダチ)
気弱な性格で、クラスのいじめに疑問を持っているが
自分に降りかかるのを恐れ空気に徹しています。
また夜になると化け物になります。
ヒロイン:矢野さつき(ヤノサツキ)
自分の中の世界で生きており、周りの人の空気に合わせず、
奇怪な行動をとったことからクラス全員からいじめられることになります。

この二人が真夜中の学校で偶然出会い、夜休みと称した穏やかな時間をまるで普通のクラスメイトみたいに過ごします。なぜ安達は化け物になったのか、どうして矢野はわざわざ嫌われるような行動を取ったのか。語られないまま、物語は進行します。

この作品の感想を一言で表すと…
“非常に考えさせられる物語”だと思います。

その理由として…
この物語は”いじめ問題”を題材に進行しており、
その中で、化け物は見た目なのか、またヒトが生み出す心なのか
という部分が、読み進めるにつれ考えさせられます。

またこの物語はすべて、主人公の空想の出来事で、実際に登場する他の人物は昼夜ともにリアルな人格ではないのか。それとも化け物が実在するファンタジーだが、あくまでも現実の話なのかという点も考えさせられました。

非常に重たいテーマではあるのですが、
気になる方は是非一度読んでみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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