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コラム

CONSORT2010の研究限界や一般化可能性について考える【食品開発展2022】

こんにちは!

食品開発展2022では、
弊社の出展社プレゼンテーションにお越しいただきまして、
誠にありがとうございました。

今年の出展社プレゼンテーションにおきましては、
講演後に同内容の動画を公開しております。

今回のブログでは、
2022年10月14日の14:30~14:50に
講演いたしました
『CONSORT2010の研究限界や一般化可能性について考える』
について、紹介したいと思います。

★動画をご覧になりたい方はこちら★
https://youtu.be/TmFSN7bOKPg

本講演では、以下のコンテンツで講演いたしました。

①CONSORT声明の意図・背景・種類
②CONSORT声明のチェックリスト項目
③研究限界を記述する意義・記述例
④一般化可能性を記述する意義・適用性の確認
⑤まとめ

【概要】
CONSORTは、Consolidated Standards of Reporting Trials: 臨床試験報告に関する統合基準の略称で、ランダム化比較試験の報告を改善するために、世界中で広く用いられているガイドラインです。
RCTはヘルスケア介入の評価におけるゴールドスタンダードな手法ではりますが、方法論的な厳格性を欠いた場合、バイアスの入った結果を生み出します。臨床試験を適切に評価するためには、研究者は、その研究の方法論と知見について、完全に、明快に、透明性の高い情報として報告することが求められます。しかし、実際には重要な情報について明確に完全に記述することを多くの研究者が怠るため、読者の試験を適切に評価しようという試みは失敗することが多いです。
CONSORT声明はどのような背景で作成されてきたかというと、不十分な試験の実施または不十分な試験報告にはバイアスが認められることが何年にも渡り確認されてきました。その事実を受けて、1996年に初版のCONSORT声明が発表されました。その後2001年に改訂があり、2010年に更なる変更が加わりCONSORT2010に至ります。
CONSORT声明のチェックリストはCOSORTデータベースに登録された700件以上の研究から作成され、その作成には臨床試験専門家 (clinical trialist)、統計学者、疫学者、生物医学雑誌編集者など、国際的かつ幅広い分野の方々が関わっています。不十分な試験報告はバイアスが発生することがすでに分かっていることですから、モニタリングのように自己点検的にCONSORT声明のチェックリストを利用することが、自身の研究を最大限に活かす方法の一つと言えます。
そこで本講演では、CONSORT声明の概要やそのチェックリストの内容に加え、研究限界や一般化可能性の意義や記述例を紹介しています。

★動画をご覧になりたい方はこちら★
https://youtu.be/TmFSN7bOKPg

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