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2025.11.17

ウロモジュリン 「沈黙の臓器」の声を聴く
バイオマーカー

こんにちは。
株式会社オルトメディコ 検査運営課の野口です。

今回は、「ウロモジュリン」について
ご紹介いたします。
  • 学位
    学士(バイオニクス)
  • 最終学歴
    2015年3月 東京工科大学 応用生物学部 応用生物学科 卒業
  • 役職
    課長補佐
  • 実績・得意案件
    スケジュール管理
  • 趣味
    読書、映画鑑賞、音楽鑑賞
  • 好きな言葉
    切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ踏み込みゆけばあとは極楽
  • 連絡先
    planning-department@orthomedico.jp

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腎臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれているのをご存じでしょうか。その機能低下に伴う自覚症状が乏しいため、早期に腎機能の異常を発見し、保護・改善することが重要となります。

今回は、未病段階の腎臓の機能を評価するバイオマーカーとして着目されている「ウロモジュリン」について紹介いたします。

はじめに

腎臓は血液をろ過し、老廃物を尿として排出する重要な臓器です。
慢性腎臓病(CKD)は、腎機能の低下やタンパク尿などの異常が続く状態を指す総称で、日本では成人の約8人に1人、約1,330万人が罹患していると推計されています。
CKDが進行すると透析や腎移植が必要な末期腎不全に至りますが、腎臓は自覚症状が出にくいため、気づいた時にはすでに進行している場合が多く、早期の腎機能保護・改善が健康寿命を延ばす上で重要とされています。

ウロモジュリンとは

ウロモジュリンは、腎臓のみで合成され、正常なヒトの尿に多く含まれるタンパク質ですが、血清中にもわずかに存在します。そして、その濃度は腎臓の機能上の単位であるネフロンの減少に伴い、低下することが分かっています。これらのことより、血清ウロモジュリン濃度を測定することは、正常に機能しているネフロン量を評価できるといえるため、未病段階の腎機能評価にも活用できるマーカーであると考えられています。

腎臓バイオマーカーの紹介

項目 血清クレアチニン
(Creatinine)
シスタチン C
(Cystatin C)
ウロモジュリン
(Uromodulin)
評価方法 eGFR(推算糸球体濾過量)を計算して腎機能を推定 eGFRcys(シスタチン C を用いた推算 GFR) 血中濃度で測定(eGFR を計算せず腎機能の推移の把握が可能)
長所 広く普及・安価・検査標準化済み 筋肉量に依存せず,早期 CKD 検出に有用 測定値の幅が大きく腎機能の変化や推移を視覚的に把握しやすい
臨床での
主な用途
腎機能の基本評価
eGFR 算出
CKD の早期診断
eGFR 補正
腎機能低下や腎保護評価の新規マーカー

↓以下より、「ウロモジュリン」を評価指標に加えた安全性の試験例をご確認いただけます。


株式会社オルトメディコ
研究開発部 検査運営課
野口 隼太

〒112-0002
東京都文京区小石川1丁目4番1号
住友不動産後楽園ビル2階
TEL: 03-3818-0610
E-Mail: planning-department@orthomedico.jp

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