免疫クイズ
初夏を迎え、屋外活動や人との接触が増える季節になりました。
一方で、疲労の蓄積や生活リズムの変化により、体の防御機構が意識される時期でもあります。
免疫細胞の中でも「NK細胞」は名前だけが先行し、役割が誤解されやすい存在です。
今回はNK細胞の基本的な特徴について整理します。
- Question
NK細胞の特徴として、最も適切なものはどれでしょうか。
- (A) 抗体を産生して病原体を排除する。
- (B) 異物を貪食して分解する。
- (C) 事前の抗原認識なしに、異常な細胞を攻撃する。
- (D) 免疫反応を抑制して炎症を防ぐ。
- Answer
正解:(C)
NK細胞は自然免疫に属するリンパ球の一種で、ウイルス感染細胞やがん細胞などの「異常な自己細胞」を排除する役割を担います。
最大の特徴は、抗体や抗原提示を必要とせず、事前の特異的認識なしに標的細胞を攻撃できる点です。
この働きにより、感染や腫瘍形成のごく初期段階で防御反応を示します。
抗体産生はB細胞、貪食はマクロファージや好中球の役割であり、免疫抑制は主に制御性T細胞が担います。
NK細胞は「早期監視役」として、免疫の初動を支える重要な存在です。
いかがでしたでしょうか。
NK細胞の特徴を理解すると、自然免疫と獲得免疫の役割分担がより明確になります。
免疫細胞ごとの違いを整理することは、免疫評価や研究データの理解につながります。
次回もお楽しみに。













