本格的な夏の訪れを感じる季節となりました。7月も中旬に入り、日差しの強い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
この時期は、暑さによる疲労や食欲低下など、体調を崩しやすい季節でもあります。こまめな水分補給や十分な休息を心がけ、どうぞご自愛ください。
さて、第12回目となる本クイズは、臨床試験報告に関する統合基準であるCONSORT 2010の更新版、CONSORT 2025の解説論文
『馬場亜沙美ら. CONSORT 2025 explanation and elaboration: updated guideline for reporting randomised trialsの和訳 (2). New Food Industry、 2025、 67(8): 447-470』の、臨床試験報告における透明性を高めるために新規追加された項目「Item 3」から出題いたします。
【第12回】論文関連クイズ
- Question
Q1: 試験実施計画書を事前に作成し、その存在を明らかにしておくことの主な利点は次のうちどれですか?
- A. 試験方法の事後的な変更や、都合の良い結果だけを選択的に報告する可能性を制限するため。
- B. 臨床試験の実施にかかる全費用を正確に見積もり、資金提供者への報告を容易にするため。
- C. 試験参加者の個人的な医療記録やプライバシー情報を完全に保護するシステムを構築するため。
- Answer
Q1:【A】
試験実施計画書を事前に作成し、その内容を明らかにしておくことには、研究の透明性を高める重要な役割があります。
特に、試験開始後に都合よく方法を変更したり、有意な結果のみを選択的に報告したりすることを防ぐ効果が期待されます。
また、事前に主要アウトカムや解析方法を規定しておくことで、研究結果の解釈や再現性の評価もしやすくなります。
一方、Bの「費用見積もり」やCの「個人情報保護システムの構築」は、試験運営上は重要ではあるものの、CONSORT 2025で述べられている試験実施計画書の主な目的ではありません。
今後もこの【論文関連クイズ】では、弊社執筆論文の要点をクイズ形式でお届けいたします。
次回もぜひお楽しみに!












