■【第10回】クイズ
- Question
Q: 連続変数間の相関解析における「相関係数」と「p値」の関係について、最も適切な記述はどれか。
- A. 相関係数が同一であれば、サンプルサイズが増加してもp値は変化しない。
- B. サンプルサイズが増加した場合、相関係数が同一であってもp値は小さくなり、統計的に有意な結果が得られやすくなる。
- C. p値は「効果の大きさ」を表す直接的な指標であるため、p値が小さいほど相関係数も必ず大きくなる。
- D. 統計的に有意(p < 0.05)であった場合、その相関は常に実務上または臨床的に強い意味を持つと断言できる。
- Answer
Q1: 正答: B
解説:
相関係数(r)は「関係の強さ(効果の大きさ)」を示し、p値はその結果が偶然で生じたと考えたときの「説明のつきにくさ(統計的確からしさ)」を示します。サンプルサイズが増加すると推定が安定し、偶然によるばらつきで説明しにくくなるため、相関係数が同一であってもp値は小さくなりやすくなります。したがって、統計的に有意な結果が得られやすくなる「B」が正解です。
AとCは、p値の性質(サンプルサイズに依存すること、効果の大きさそのものではないこと)を誤認しているため不適切です。Dは、サンプルサイズが非常に大きい場合、微小で実務的な意味を持たない相関でも統計的に有意(p < 0.05)となることがあるため誤りです。
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