■【第11回】クイズ
- Question
Q1: 「2群の平均値に差があるか」を統計的に確認するためt検定を行う場合、実務上の適切なアプローチとして最も推奨されるものはどれか。
- A. まずF検定等で等分散性を確認し、その結果にかかわらず常に等分散を仮定したt検定を選択する。
- B. 事前の等分散性の検定は小標本において判断が不安定になりやすいため、最初から等分散を仮定しないWelchのt検定を選択する。
- C. サンプルのデータが十分に大きければ、平均値の差の検定には常にF検定を用いる。
- D. 算出された平均差の95%信頼区間が「0」を含む場合、2群間に有意な差があると解釈する。
- Answer
Q1: 正答: B
解説:
実務において2群の平均値の差を検定する際、事前の等分散性の検定(F検定など)はデータの正規性の影響を受けやすく、特にサンプルサイズが小さい場合は判断が不安定になります。そのため、迷った場合は最初から等分散を仮定しない「Welchのt検定」を選択する方が安全とされています。 Aは等分散でない場合に第一種過誤(誤判定)が増大する恐れがあるため不適切です。CのF検定は分散の比較に用いるものであり、平均の比較手法ではありません。Dは逆であり、信頼区間が0を含まない場合に「有意差がある」と解釈します。
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