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音の展示

皆さん、こんにちは。営業部の保坂です。

秋の涼しさはあっという間に過ぎ、突然の気温低下から冬の到来を感じますが、いかがお過ごしでしょうか。

以前、復活上映された、赤いバイクの少年が奔走するあの作品について述べた記事(https://www.orthomedico.jp/staff-blog/201225.html)を覚えていらっしゃいますか。

大友克洋氏の「AKIRA」です。
東京を舞台に、主人公と仲間の衝突から東京を丸ごと巻き込んだ大きな騒動まで、緻密に描かれた背景に映る少年達の成長は、熱さを感じます。
週刊コミック本のような単行本の大きさも相まって、完結から20年近く経た現在でも大きな存在感を放っている作品です。

全6巻の単行本ですが、3巻あたりまでのストーリーを5億円以上の制作費を投じ、映像作品へ見事に昇華させた、映画「AKIRA」は原作ファンも大満足の面白さだと思います。私は2回観ました。

再上映が終わった約2ヶ月後の2021年3月29日より、日本科学未来館の常設展「零壱庵(ゼロイチアン)」にて、映画「AKIRA」の劇伴についての展示が始まりましたので、早速行ってまいりました。

劇伴を担当された、芸能山城組主宰の山城祥二氏は科学者としての顔も持ち、世界の民族楽器や伝統音楽の研究を通して「AKIRA」の世界観を音楽で描いています。
その制作背景を覗くことができるのが今展示です。

映画のために制作された劇伴は、映像と切っても切り離せないほど相性が非常に良く、自分の視界から映像以外が遮られてしまうような、聴覚を通じて視覚を操られるような不思議な没入感を味わうことができます。

今展示では、プロジェクター3台を用いた3つの映像と、山城氏自身による、可聴域以上も再生が可能な6台のスピーカーのサラウンドの音を組み合わせた空間を体験することができました。
展示の内装については、日本科学未来館公式サイトを是非ご覧ください。
https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/future/zeroone/

なぜ人間が音として聴くことのできない範囲である、可聴域以上の音まで再生可能なスピーカーが用いられているのでしょうか。その理由として、山城氏の研究の一つである、ハイパーソニック・エフェクトが挙げられます。これは、可聴域を上回る音を聴くことにより、脳機能が向上し、より大きな感動を得られると言われています。さらに感覚が鋭敏化し、聴覚のみならず視覚から得られる情報による感動も高まると考えられています。(https://www.yamashirogumi.jp/info/20210326_miraikantenji/
私が感じた没入感はハイパーソニック・エフェクトによるものかもしれないですね。

記事の作成のために調べていく中で気づいたのですが、ハイレゾ版のサウンドトラック(https://www.yamashirogumi.jp/performance/hyperhigres/)が販売されていました。丁度良いことに、私は以前ご紹介した(https://www.orthomedico.jp/staff-blog/210730.html)ハイレゾ音源の再生に対応した機器を持っていますので、これを機に購入しようかと考えています。

零壱庵の展示を観るために足を運んだ日本科学未来館では、全て見回るのに丸一日掛かってしまうほどの数多くの展示がありました。
皆さんもぜひ科学を体感しに行ってみてください。

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