オルトメディコスタッフの日々
スタッフブログ
2026.10.08

こんにちは。藤本です。

私は一人の時間を読書に投じていることが多く、休日は喫茶店に本を持ち込むこともあります。
前回のブログで紹介した本屋さんで購入した本のうち、残りの2冊も読み終えたので紹介します。

まずはしろがねの葉です。
時代は戦国末期。
石見銀山を舞台に、そのくにでは男たちが銀を掘り、銀で暮らしを支えています。
女である主人公も銀を掘るために間歩と呼ばれる穴に入りますが、次第に女である故の苦難を痛感していきます。
読んでいる途中、間歩の暗闇と、一貫した心情の暗さから、淡々と闇を突き付けられている印象がありました。
後半になるにつれ、そのくにでの様々な人とのつながりや、死をはじめとした多くの出来事を通して、主人公の感情の揺れ動きは大きくなっていきます。
淡々と進む前半部分では少し読み難さを感じる中、しかし主人公の人生を確実に追っていくことで、後半の感情移入は容易に感じました。
最後の章では、この本が特徴としている「闇」から「生」を見出すことができ、強く生きるというメッセージ性に心を打たれました。

もう一冊はイノセントデイズです。
先ほどの本と併読したのでどうしても対比してしまいますが、男たちに負けず強く生きる1冊目の彼女と異なり、弱くても必死に誰かの役に立とうとする女の子がこの本の主人公です。
その子が死刑囚であることが既に分かっている状態で話が進み、なぜそのような結末になってしまったのか、彼女の人生をなぞって明かされていきます。
冒頭では事件の恐ろしい概要が語られ、彼女のことを非常に怖い存在であると感じました。
そんな怖さから、隙あらば彼女の存在が怖いものではないと思い込みたい私は、徐々に明らかになっていく彼女の人生に、不吉にも興味津々になっていました。
そしてこれは彼女を取り巻く環境が犯させた、仕方のない事件だったのだというストーリーを自分勝手に予想しながら読み進めましたが・・・
読後感は非常に複雑でした。
今後も他人のお勧めの本を取り入れて、たくさん読書をしていきたいと思います。
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