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2025.09.24
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近年、食品や機能性素材が免疫系に与える影響の研究が進む中で、免疫の過剰反応を示す現象である「サイトカインストーム」への関心が高まっています。
今回は、サイトカインストームの概要について、簡潔にご紹介いたします。
↓サイトカインの種類についてはこちら
サイトカインストームとは、体内の免疫系が過剰に反応し、大量のサイトカインが一気に放出されることで、制御不能な炎症反応が起こる状態を指します。通常、ウイルスや細菌に感染すると免疫細胞が活性化し、サイトカインが放出されて炎症が起こります。これは本来、正常な免疫反応です。
しかし、重症化した一部のケースではサイトカインが過剰に分泌され、結果として臓器障害や血圧の低下、呼吸困難、多臓器不全など、深刻な状態に至ることがあります。
このようなサイトカインストームは医療分野で注目されることが多いですが、食品分野においても無関係ではありません。
食事に含まれる栄養素やその他の生理活性成分の中には、生体が病原体に曝露された際に、複数のメカニズムで感染防御や炎症制御に寄与するものがあります。
例えば、タンパク質の栄養状態が低下すると抗体産生能力が低下し、感染症にかかりやすくなることが知られています。これはタンパク質が免疫細胞の構成要素であり、免疫応答に不可欠だからです。
また、炎症性ストレスや酸化ストレスを軽減するためにも、適切な栄養状態の維持が重要です。
以下の栄養素や食品成分には、抗炎症作用および抗酸化作用があることが報告されています。
● オメガ3系脂肪酸 (EPA・DHA)
● ビタミンA
● ビタミンC
● ポリフェノール
また、食物繊維の摂取は、腸内微生物叢による発酵と特に短鎖脂肪酸 (SCFA) の形成を通じて、抗炎症作用などを持つことが明らかとなっています。
オルトメディコでは、以下のようなサイトカイン測定分析を通じて、食品の安全性・機能性の評価をサポートしています。
● 測定対象:IL-6、TNF-α、IFN-γ など
● 手法:ELISA法、Luminex法
炎症状態の可視化や、機能性評価の一助として、ぜひご活用をご検討ください。
また、複数サイトカインを対象とした網羅的な解析にも対応可能です。
【参考文献】
1) 倉貫早智. 感染防御と食品の機能性. 神奈川県立保健福祉大学誌. 2022;19(1):19 – 24.
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