CAND関連クイズ
梅雨の時期は、気圧や湿度の変化で体調や食欲に影響が出やすい季節です。
最近は、食事記録を活用したヘルスケア研究や機能性表示食品の臨床試験でも、「日常の食事をどこまで実態に近く把握できるか」が改めて注目されています。
今回は、CANDを“基準は誰のためのものか”という視点から考えてみましょう。
- Question
CANDで「白ご飯」「もち」「おかゆ」などが同じ“白米”分類として扱われ、共通の栄養素等摂取量が設定されている主な理由として、最も適切なのはどれでしょうか?
- (A) 個々の食品の栄養価を厳密に区別すると解析精度が下がるため
- (B) 臨床試験では、食生活や栄養摂取の傾向を一定精度で把握することが重要だから
- (C) 日本食品標準成分表で同じ食品群に分類されているため
- (D) 被験者ごとの栄養吸収率を推定するため
- Answer
正解:(B)
解説:
CANDでは、臨床試験における食事調査として、「厳密な秤量精度」よりも「継続的に無理なく食生活の傾向を把握できること」を重視しています。
そのため、白ご飯・もち・おかゆのような近い料理は“白米”としてカテゴリー化され、蓄積された食事記録データから平均化した栄養素等摂取量を用いています。これは、保健機能食品や健康食品の有効性・安全性評価において、被験者の日常的な食習慣を把握し、試験食品以外の影響を確認する目的に適した設計です。
また、CANDは食事バランスガイドをベースに構成され、料理名から直感的に選択できる仕組みを採用しています。
「基準」は、食品そのものを厳密に分類するためだけでなく、“被験者が継続して記録しやすいこと”と“研究者が比較可能なデータを得ること”の両立のために存在しているという点が重要です。
いかがでしたでしょうか。
食事調査を評価するにあたっては、「どれだけ正確か」だけでなく、「どれだけ継続できるか」も大切な軸です。
実務では、被験者負担とデータ品質のバランスをどう設計するかが、試験全体の信頼性を左右する一因となります。
次回もお楽しみに。














