CAND関連クイズ
夏本番を迎え、屋外での活動や運動量が増える時期になりました。
暑さによる食欲低下が気になる一方で、熱中症予防や体調管理には「食べること」と「動くこと」のバランスが欠かせません。
食品・サプリメントの臨床試験でも、食事によるエネルギー摂取だけでなく、消費エネルギーの考え方を理解することは結果の解釈に役立ちます。
今回は、消費エネルギーの基本を確認してみましょう。
- Question
消費エネルギー(1日の総エネルギー消費量)について、正しいものはどれでしょうか。
(正解は複数あります)- (A) 基礎代謝量は、安静時でも生命維持のために消費されるエネルギーである。
- (B) 身体活動量が増えると、総エネルギー消費量も増える。
- (C) 消費エネルギーは年齢や性別に関係なく、すべての人でほぼ同じである。
- (D) 食事を摂ることによる食事誘発性熱産生(DIT)も、総エネルギー消費量の一部である。
- Answer
正解:(A)、(B)、(D)
総エネルギー消費量は、①基礎代謝量(生命維持に必要なエネルギー)、②身体活動によるエネルギー消費、③食事誘発性熱産生(DIT:食事の消化・吸収・代謝に伴って消費されるエネルギー)の3つから構成されます。
一般的には基礎代謝量が総エネルギー消費量の約60~70%、身体活動が約20~30%、DITが約10%を占めるとされています。
一方で、消費エネルギーは年齢、性別、体格、筋肉量、身体活動レベルなどによって異なるため、一律ではありません。
臨床試験では、食事によるエネルギー摂取量だけでなく、対象者の身体活動量も考慮することで、試験食品の影響をより適切に評価できます。
この考え方は、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でもエネルギー必要量の基本として示されています。
いかがでしたでしょうか。
エネルギー摂取量だけでは、栄養状態や試験結果を十分に評価できない場合があります。
消費エネルギーの構成を理解しておくことで、臨床試験の設計やデータ解析、結果の解釈にも役立ちます。
次回もお楽しみに。












