早いもので6月も半ばですね。この時期は湿度の変化が原因で体調管理が難しい季節です。。。
皆様、体調にはお気をつけてお過ごしください。
第10回目となる本クイズは、臨床試験報告に関する統合基準であるCONSORT 2010の更新版、CONSORT 2025の解説論文
『馬場亜沙美ら. CONSORT 2025 explanation and elaboration: updated guideline for reporting randomised trialsの和訳 (2). New Food Industry, 2025, 67(8): 447-470』の、臨床試験報告における透明性を高めるために新規追加された項目「Item 24a」から出題いたします。
【第10回】論文関連クイズ
- Question
新規に追加された項目 (Item 24a. Intervention and comparator as they were actually administered (eg, where appropriate, who delivered the intervention/ comparator, whether participants adhered, whether they were delivered as intended (fidelity))) に関する記述として、正しいものはどれか。
- A. 試験実施計画書に記載された介入/比較対象と、実際に実施された介入/比較対象との間にはギャップはない。
- B.プラグマティック試験は理想的な状況下で治療効果を推定することを目的とした試験である。
- C. 読者が試験結果を正確に解釈できるようにするために、介入/比較対象が実際にどのように実施されたかを報告することが重要である。
- Answer
【C】
Item 24aでは、実際に実施された介入と比較対象 (例: 適切な場合、誰が介入/比較対象を実施したか、参加者が遵守したか、意図したとおりに実施されたか) について記載されています。
試験実施計画書に記載された介入/比較対象と、実際に実施された介入/比較対象との間には、忠実度の低さや遵守度の低さなどによってギャップが生じることが多いです。
「プラグマティック試験」は、臨床状態における治療効果の判定を目的とした試験のことであり、介入と対照群は通常非常に柔軟性が高いです。一方、理想的な状況下で治療効果を推定することを目的とした試験は「説明的試験」であり、介入/比較対象は通常高度に標準化されています。
今後もこの【論文関連クイズ】では、弊社執筆論文の要点をクイズ形式でお届けいたします。
次回もぜひお楽しみに!
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